「萌え」について本気出して考えてみた

いや、嘘。ちょっと考えただけ。
ちょっとした事だからスルーして構わんよ。


私が思うに、ほとんどの場合において
「二次元において偶然の萌えはない、必然の萌えである」
「三次元において必然の萌えはない、偶然の萌えである」


また変なことをとか思っただろう?
ちょっとくらい理由を聞いてくれ。


二次元の萌えっていうのは作品なわけで、製作者の何かしらコンセプトがあって、そこから萌えが生まれる。
まぁ、それは「必然の萌え」なわけだよな。
これを三次元でやろうとするとこれは難しい。
いくら作ったとしてもそれは模倣なわけだ。
そんなん二次元も同じだろうと思うかもしれない。
だがね、三次元というのは現実であるが故、「理想の萌え」に近付くというのは難しい。
二次元の萌えってのは理想を描いたものだから、それを三次元で再現するというのはたやすいことではない。
簡単にいうと裏が見えやすい。いくら狙ったところで見透かされやすい。人間だからな。
そんな感じで三次元において「必然の萌え」はないと考えたわけだ。


逆に作られたものであるが故、二次元のものに「偶然の萌え」というものはない。*1
三次元にはあるだろうと思う。偶然とった仕草、突然飛び出た言動、ハプニング等。
日常生活の中には実は結構あったりする。


まぁ、つまり何が言いたいのかって言うと、最近の萌えブームですよ。
メイド喫茶とかそういうのにはどうも変な作り物くささが見える。*2
萌えブームにあやかるのはいいけど、それを現実で再現するというのはなぁ。
三次元には現実の良さがあるし、わざわざそこで「萌え」求める必要なないと思う。
現実の生活を満喫して、そのスパイスに先程述べた「偶然の萌え」が少しあればいい。


そう、「萌え」なんてのは理想だからこそいいんだよ。
現実には現実の、理想には理想の楽しみ方がある。
現実を見失ったら本末転倒だが、常に2つの次元が入り組むこの世の中が、オレは好きだ。


うん、オレがんばったよ。

*1:偶然新ジャンルが生まれる、というのも稀である

*2:一部の心の底からなりきっちゃってる人を除いては